2014年

12月

02日

鉄道輸出:鉄道ビッグ3に追いつく日立の野望 2014年12月2日特大号

◇山口の工場で英国向け車両が完成


金山隆一

(編集部)


 11月13日、山口県下松市にある日立製作所の鉄道車両工場・笠戸事業所で、英国向けに輸出する総額1兆円の鉄道プロジェクトの完成車両が初公開された。

 都市間高速鉄道計画(IEP)と呼ばれるプロジェクトで、最終的に866両の車両を英国に納入する。

 今回公開したのは1編成5両で、これを含む12編成を笠戸事業所で製造し、残る110編成790両を英国で生産する。

 日立は笠戸でキーコンポーネントや車両の外枠(構体)を作って輸出し、英国でノックダウン生産する。将来もコア部品の製造や開発、研究などの機能はマザー工場としての笠戸に残すが、IEPでは27年半の保守サービスを現地で請け負う。

 1兆円には、この保守サービス料が含まれる。金額の大きさだけでなく、長期間安定した収益が見込めることが、従来の輸出と異なる点だ。………