2014年

12月

09日

インタビュー:預金と融資だけに特化する「シシンヨー」の経営モデル 広島市信用組合・山本明弘理事長 2014年12月9日号

 ◇地域を再生させる金融モデル


聞き手=金山隆一

(編集部)


 広島市に増収増益を続ける金融機関がある。地元で「シシンヨー」と呼ばれている広島市信用組合。地域を再生させる金融モデルと期待されている。その好調の秘訣は何か。山本明弘理事長に聞いた。

 ◇「融資は3日以内に決裁します」


 ◇「3週間で1万3000軒を訪問」


 ◇「投信や保険は一切販売しません」


 2013年3月期まで10期連続で増収増益を果たした。不良債権比率はこの10年で5分の1に減らし、預金と貸出金は2倍に拡大。少子高齢化、過疎化、工場の海外移転。地域経済を取り巻く経済環境に明るい兆しはない。なぜこれほどまでに成長できるのか。


── 成長の原動力は何か。

山本 金融機関の本来業務である預金と融資に専念し、他より多少金利は高くても原則3日以内に融資の回答を出すことを平常としてきたからでしょう。不良債権の処理も一気に進め、限りなくゼロに近づけたことが大きいです。………