2014年

12月

23日

特集:2015日本経済総予測 Part2 2015年マーケット予測 円安=株高はもう限界 2014年12月23日特大号

 ◇日本売り相場へのシフトも


瀬良礼子

(三井住友信託銀行マーケット・ストラテジスト)


 自民党への政権交代となった2012年11月の衆議院解散を契機に、ドル・円相場はそれまでの円高から円安に転じ、2年が経過した。現在は7年ぶりの円安水準となっている。この2年間は「アベノミクス・トレード」とも言われる「円安・株高」の傾向で推移しており、ドル・円レートと日本株は、いわゆる「順相関」の関係が続いてきた。

 しかし14年に入り、ドル・円レートが狭いレンジでの横ばい状態になると、株価との相関性が薄れてきたとの指摘が聞かれるようになった。確かに、日々の相場の動きを見ていると、相関性の低下にうなずける場面もあった。

 一方で、もう少し長い期間でマーケット変動を見てみると、両者の相関性は継続していると言えるだろう。図1は1995年以降の月末値データの推移である。第2次安倍政権が発足した12年末以降のドル・円レートと日経平均株価は「順相関」で推移していることが見て取れる。………