2015年

1月

06日

週刊エコノミスト 2014年12月30日・2015年1月6日合併号

特別定価:720円(税込)
発売日:2014年12月22日

 ◇特集:世界経済2015 第1部・米国1強の危うさ
 ◇逆オイルショックの衝撃 忍び寄る世界バブルの足音

濱條元保
(編集部)

「過去に起きた原油急落のリスクをすべて洗い出せ!」──。国際指標のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油が1バレル=60ドルを割った12月中旬、大手行の調査部門に厳命が飛んだ。
 内外の調査部員が2日がかりでまとめた資料には、1980年代半ばに原油が急落する「逆オイルショック」、97年のアジア通貨危機、98年のロシアのデフォルト(債務不履行)といった過去の経済危機に関する原因分析や実体経済への波及経路が詳述されていた。

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ピックアップ

経営者:編集長インタビュー

 ◇佐藤俊和 ジョルダン社長
 ◇鉄道の経路案内をバスや徒歩に拡大

 鉄道やバス、飛行機の経路を調べる際に使う「乗り換え案内」。現在、ナビタイムジャパンやヤフー、駅探(えきたん)などさまざまな企業がサービスを提供しているが、その元祖がジョルダンだ。携帯電話やパソコンからの検索回数は月間2億回を超え、日常的に使っている利用者数は1000万人に達する。

── 従来型携帯電話(ガラケー)からスマートフォン(スマホ)への移行で苦しんでいます。
佐藤 スマホ時代になり、従来型携帯電話の利用者を中心に有料会員は、最盛期の約60万人から約40万人に減っています。しかし、無料も含めスマホからの利用者が増えてアクセス数が増えており、広告収入は増えています。

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ワシントンDC

 ◇歴訪で見せたアジア重視 オバマ政権に問われる「実行」

須内康史
(国際協力銀行ワシントン首席駐在員)

 オバマ大統領は11月10日から1週間にわたり、中国、ミャンマー、豪州のアジア大洋州3カ国を歴訪した。
 最初に訪れた中国では、アジア太平洋経済協力首脳会議(APEC)に参加した他、中国・習近平国家主席と夕食会も含め3度にわたり会談。会談後に習主席と共に臨んだ記者会見で、オバマ大統領は中国との協力関係をアジア重視外交の核心と述べ、関係を重視する姿勢を示した。

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