2015年

2月

10日

ITと軍事:軍事・宇宙に注力するグーグル 2015年2月10日号

 ◇差別化要因はビッグデータ

竹内修
(軍事・航空ジャーナリスト)

 インターネット検索世界最大手のグーグルが、軍事産業への進出を視野に入れた企業の買収を積極的に進めている。

 グーグルの軍事産業への進出が明確になったのは、2013年12月に「ボストン・ダイナミクス」という米国のロボット企業の買収を行った時のことだ。同社は、1992年に米マサチューセッツ工科大学(MIT)で教授を務めていたマーク・レイバート氏によって設立された。設立当初から米海軍向けのシミュレーター(模擬訓練装置)の開発を行うなど軍との関係が深く、現在は米国防総省の機関である「DARPA(ダーパ)(国防高等研究計画局)」との契約によって、主にロボット技術の開発を手がけている。
 ボストン・ダイナミクスを一躍有名にしたのが、05年にロボット開発の米フォスター・ミラー、NASA(米航空宇宙局)のジェット推進研究所、ハーバード大学と共同で開発した、四足歩行型ロボットの「ビッグドッグ」だ。………