2015年

2月

24日

通信:ドコモ射程に捉えたソフトバンク 孫氏権限強化でスプリント売却も 2015年2月24日号

小山安博

(フリーライター)


 ソフトバンクグループの通信事業を手掛けるソフトバンクモバイル(SBM)、ワイモバイル、ソフトバンクBB、ソフトバンクテレコムの4社が4月1日に合併する。これまでSBMとワイモバイルは携帯電話、ソフトバンクBBとソフトバンクテレコム2社は固定関連(固定電話とインターネット)サービスを提供していたが、今後はSBMを存続会社として、国内通信事業を1社で担う形だ。これに伴い、ソフトバンク社長でSBM社長も兼任していた孫正義氏はSBM会長に、同副社長だった宮内謙氏が社長に昇格する。

 2月10日行われた2015年3月期第3四半期の決算説明会で孫氏は、合併の目的について改めて「経営の効率化」とコメント。通信4社の管理部門など、直接のサービスに関わらない部分を統合するとともに、分散していたネットワークを1社にまとめることで効率化を図る考えを示している。主力の通信4社を統合したことによって契約数4700万件超の巨大通信事業者が生まれることになる。今回の統合には、通信事業強化により一気に国内シェアトップを奪うというソフトバンクの狙いが見える。………