2015年

2月

24日

FLASH!:スカイマーク 綱渡りの資金繰り 搭乗率低下との戦い 2015年2月24日号

吉田一志

(ジャーナリスト)


 負債710億円を抱えて1月28日に民事再生法の適用を申請したスカイマーク。2月4日に東京都内で債権者約400人を集めて開かれた説明会では、新たに就任した有森正和社長が、スポンサー契約を結んだ投資ファンドのインテグラルから最大90億円の支援を受けるので、資金繰りの心配はないと強調した。また翌5日に開かれた記者会見では2次破綻を危惧する記者の質問に、「その具体的根拠は?」とインテグラルの佐山展生代表が逆に強い口調で切り返し、再生に対する自信をのぞかせた。

 しかし関係者の不安はまだ払拭(ふっしょく)されたとは言いがたい。その根拠はエアバス社からの830億円と伝えられる損害賠償金のほかに、資金繰りの不安だ。

 スカイマークが裁判所に提出した資金繰り予定表によると、破綻当月の1月は、営業収入が53億9800万円に対し、営業支出が63億3400万円で、収支は9億3700万円の赤字。これに西久保慎一前社長などからの資金提供20億円で帳尻を合わせる。………