2015年

3月

10日

週刊エコノミスト 2015年3月10日号

定価:620円(税込)

発売日:2015年3月2日

 ◇特集:相場は歴史に学べ

 ◇名目GDP比で高値圏の日本株 バブルを増長する金融政策


板谷敏彦

(作家)


 世界的な低金利やドル高の状況に、さらに原油安も加わった、世界経済は今、大きな転機の最中にある。不確実なこの先の世界を見通すうえで欠かせないのが、過去の歴史に学ぶ視点である。ドイツの宰相ビスマルクは「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」と諭したが、これは「歴史は繰り返す」という意味ではない。多様な過去の出来事からエッセンスを抽出し、条件の異なる現代の出来事を正しく理解せよという意味である。


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ピックアップ

経営者:編集長インタビュー

 ◇三浦和哉 日立キャピタル社長
 ◇社会の変化に合わせた「金融サービス」提供

 

 日立グループの金融サービス会社、日立キャピタルが好調だ。国内のリース市場が伸び悩むなか、2015年3月期決算は売上高に当たる営業収益が前期比12%増の1428億円、経常利益が同17%増で2期連続過去最高益の392億円となる見通しだ。海外事業の伸びや円安などが業績を押し上げたという。

 

 ── 海外事業が好調です。

三浦 消費者向け販売金融でトップシェアの英国を中心に、堅調に推移しています。09年度までは営業利益で国内事業の割合が9割を占めていましたが、14年9月中間期には海外事業の割合が初めて50%を超えました。ただ、今後も海外の比重をどんどん高めていくということではなく、5割前後でバランスを取りながら展開していきたいと考えています。

 

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ワシントンDC

 ◇党内穏健派で有力者が乱立 混戦の共和党大統領候補争い


今村卓

(丸紅米国会社ワシントン事務所長)


 2016年の大統領選の共和党の指名候補争いの初戦は、来年1月中旬のアイオワ州党員集会である。まだ11カ月も先だが、同党の候補者レースは8年ぶりの政権奪回に向けて早くも幕を開けて熱を帯びつつあるようだ。

 同党支持者の間で一定の人気がある顔触れの中では、2月中旬時点で正式に出馬を表明した候補者はまだいない。だが、14年12月にジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事が出馬の検討を表明し、それに触発されてか他の有力候補も動き始めた。


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