2015年

3月

17日

週刊エコノミスト 2015年3月17日号

定価:620円(税込)

発売日:2015年3月9日

 ◇キーワードで知る経済リスク

 ◇世界同時株高に潜む、乱高下相場の危うさ


濱條元保

(編集部)


 年初から堅調に推移していた日経平均株価が、上げ足を強めたのは2月中旬から。公的年金の株式比率引き上げや日銀の上場投資信託購入という公的需要に加えて、外国人投資家による強力な日本株買いが再開したためだ。日経平均株価は3月2日、1万8826円と2000年4月以来となる高値を更新し、1万9000円台が射程圏内に入った。


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ピックアップ

経営者:編集長インタビュー

 ◇福田修二 太平洋セメント社長

 ◇セメント原料の廃棄物活用を推進


── セメント需要の現状は。

福田 2014年度は4600万トン程度になりそうです。国内のセメント需要は1990年度に約8600万トンのピークを記録しましたが、その後は10年度の4160万トンまで、20年かけて半減しました。転機となったのは11年3月の東日本大震災です。復興需要に加えて、インフラに対する防災・減災への意識の高まりが需要を押し上げたと考えています。ただ、このところは需要の伸びに一服感が出ています。昨年4月の消費増税の反動減や、人手不足による施工の遅れが響き、13年度の4770万トンから減少する見込みです。


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ワシントンDC

 ◇新たな「国家安全保障戦略」 問われる米国の指導力


須内康史

(国際協力銀行ワシントン首席駐在員)


 過激派組織「イスラム国」(IS)との戦い、欧州でのテロの続発、ウクライナ危機など、昨今の国際情勢は不安定さを増している。これら一つ一つの事象に対し、米国の対応は常に注目され焦点となる。そうした中、オバマ大統領は2月6日、米国の包括的な外交・軍事政策の指針を示す「国家安全保障戦略」(NSS)を発表した。


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