2015年

3月

24日

週刊エコノミスト 2015年3月24日特大号

特別定価:670円(税込)

発売日:2015年3月16日

 ◇特集:日本人が知らない中東&イスラム教

 ◇イスラム国と中東の混迷


秋本裕子

(編集部)


 中東やイスラム教に対する世界の関心が、急速に高まっている。イスラム過激派組織「イスラム国」(IS=Islamic State)の誕生と勢力拡大が、多くの人の理解を超えるものだからだ。

 イスラム過激派によるテロ事件は、過去にも起きている。例えば、2001年の「アルカイダ」による米同時多発テロもそうだ。だが、「両者の性質はまったく違う」と東京外国語大学の飯塚正人教授は言う。


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ピックアップ

経営者:編集長インタビュー

 ◇田中通泰 亀田製菓社長

 ◇ブランド力強化で若者取り込む


「ハッピーターン」や「亀田の柿の種」などの人気商品で知られる米菓最大手。主力ブランドに味や食感のバリエーションを増やしたり、期間限定商品を定期的に開発するなど、ブランド力の強化に取り組む。取締役7人のうち4人を社外取締役とするなど、経営体制変革でも注目を集めている。


── 2015年3月期で6期連続最高益更新見通しと業績好調です。

田中 当社の強みは、「ハッピーターン」や「手塩屋」など確立された強いブランドをいくつか持っていることです。それらを主力8ブランドとして力を入れてきました。たとえば「柿の種」は、もともと中年男性のおつまみというイメージですが、女性向けの商品開発を進め、コマーシャルに若い人気女優を起用するなどして若者層の取り込みをはかっています。ハッピーターンも、高級品を開発してデパートで販売しています。


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ワシントンDC

 ◇注目を集めるイラン核協議 大統領選やビジネスにらみ


篠崎真睦

(三井物産ワシントン事務所長)


 オバマ大統領は3月2日、長引くイランとの核協議に関し「最終合意の可能性は50%以下」と引き続き慎重な姿勢を示した。

 イラン側は、国連および欧州連合による経済制裁の早期解除を求めている(硬派の米国に見切りをつけてか、米イラン制裁には言及なし)。同国のウラン濃縮能力を縮小することで、少なくとも今後10年間は核兵器の潜在開発スピードを現在の数カ月程度から1年以上に減速するよう求めるP5プラス1(国連安全保障理事会の常任理事国にドイツを加えた6カ国)との間にはいまだ埋まらぬ溝があるようだ。


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