2015年

4月

21日

特集:相場を見抜く経済指標 為替 2015年4月21日特大号

 ◇主要通貨の強弱をランキング 相対順位から市場全体を把握


佐々木融

(JPモルガン・チェース銀行債券為替調査部長)


 日本人にとって為替相場と言えば、最もなじみ深いのは米ドル・円レートだろう。ユーロ・円、豪ドル・円などに注目する人も多いかもしれない。外国為替証拠金取引(FX)などで取引する人は、ユーロ・ドルレートなども見ているかもしれない。

 通貨ペアのうち、ユーロ・ドルの取引量は、世界の為替市場全体で見て最も多い。2番目に多いのがドル・円だ。

 為替相場とは、そもそも二つの通貨の交換レートのことである。世界には、国の数と同じほど、とまでは言わないが、非常に多くの通貨があり、為替レートの組み合わせも多い。


 ◇組み合わせて考える


 こうした点を踏まえると、例えばドル・円レートがドル高・円安となった時、「ドルが買われて上昇した」と言うことは、必ずしも、常に正しいとは言えないということが分かるのではないか。………