2015年

5月

19日

週刊エコノミスト 2015年5月19日号

定価:620円(税込み)

発売日:2015年5月11日

◇特集:アジアインフラ争奪

◇900兆円市場 インフラ獲得の熾烈な戦い


中川 美帆

(編集部)


 ミャンマー最大の都市ヤンゴンの南東に位置するティラワ経済特別区。開発が進んでいるゾーンA(約400㌶)のうち、第1期221㌶の開業を目前に控え、雨季対策用の水路などインフラの整備が着々と進む。作業員は、入居企業の工場や事務所を整備する人も合わせると、1日約1000人。東南アジア諸国連合(ASEAN)の後発国、ミャンマーの発展を象徴するこの開発は、三菱商事、丸紅、住友商事、国際協力機構(JICA)の日本勢とミャンマーの官民が共同で手がける。既に日系企業を中心に約40社が進出を決めた。


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ピックアップ

経営者:編集長インタビュー

 ◇斎藤保 IHI社長

 ◇保航空機エンジンと車用ターボが成長を牽引

 

 総合重機大手IHIの事業領域は、発電用ボイラーやガスタービン、タンカー、コンテナ船から、航空機用エンジンやLNG(液化天然ガス)貯蔵設備、橋梁、ロケットなど多岐にわたる。現在、業績を引っ張っているのが、航空機エンジンと自動車向けのターボチャージャー(過給機)。世界の航空機市場は年率約5%成長を続けており、20年後には約2倍になる見込みだ。IHIは、自衛隊機のエンジンに加え、米ゼネラル・エレクトリック(GE)や米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)などエンジンメーカー世界大手が作るエンジン部品の生産や開発、保守にも携わる。

 

── IHIの航空機エンジンの強みは何でしょうか。

 

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ワシントンDC

 ◇クリントン氏立候補表明 高まる外交政策への関心


堂ノ脇 伸

(米国住友商事会社ワシントン事務所長)


 前国務長官のヒラリー・クリントン氏が4月に民主党候補として正式に立候補を表明し、米国民の関心はいよいよ2016年秋の大統領選挙に移りつつある。

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