2015年

6月

02日

週刊エコノミスト 2015年6月2日号

定価:620円(税込み)

発売日:2015年5月25日

 ◇特集:世界史を動かす聖書と金利

 ◇聖書が禁じ、教会が認めた歴史 神と人の綱引きが定める水準


柳沢哲哉

(埼玉大学経済学部教授)


「金利」は経済活動を行う上で欠かせない存在である。金利があるから人々の投資が促進され、それによって社会が発展してきた。ところが、歴史を振り返ると、宗教が金利を禁止していた時代があった。

 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の共通の経典である「旧約聖書」(ユダヤ教では単に「聖書」と呼ぶが、以下旧約聖書とする)には、金かねもうけの罪悪視や金利を禁じる叙述がいくつもある。


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ピックアップ

経営者インタビュー

 ◇羅怡文 ラオックス社長

 ◇14期ぶり黒字、大型増資で免税店網を拡大


 外国人旅行者向けの免税店事業で急成長を遂げ、14期ぶりに最終黒字を達成したラオックス。2009年に中国の家電量販店チェーン、蘇寧電器集団(現・蘇寧雲商集団)が買収。ラオックスは家電量販店から総合免税店事業へと業態を転換した。現在国内展開する店舗はすべて免税店だ。

── 2014年12月期決算は売上高501億円、営業利益17億円、純利益12億円で14期ぶりの黒字となりました。

 

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ワシントンDC

 ◇米輸銀の権限切れ目前 業務停止なら米輸出企業に打撃


須内康史

(国際協力銀行ワシントン首席駐在員)


 米国輸出入銀行(米輸銀)の年次総会が4月23日と24日にワシントンDCで開催された。筆者も出席し、米国の輸出企業、政府関係者、金融機関などから1200人以上が参加する盛況ぶりに目を見張った。冒頭、ホックバーグ米輸銀総裁は、「米輸銀は2009年以降、(輸出を通じて)130万人以上の雇用を創出した」と自らの総裁就任後の成果

を訴えるとともに、「米国の企業や労働者が米輸銀の支援を求めている」と米輸銀に対する期待を強調した。


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