2015年

6月

16日

週刊エコノミスト 2015年6月16日 特大号

定価:670円(税込み)

発売日:2015年6月8日

◇特集:世界を変えるiPS産業

◇iPS細胞に続々集まる投資 企業も国も新治療に熱い視線


谷口 健

(編集部)


 iPS細胞(人工多能性幹細胞)による再生医療や創薬に、製薬企業やバイオ医薬ベンチャーが続々と投資をしている。精密機械メーカーや化学メーカーなども参入し、政府も積極的に後押しをしている。


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ピックアップ

経営者:編集長インタビュー

 ◇稲葉善治 ファナック社長

 ◇製造業の自動化・ロボット化に一筋


 2015年3月期はスマートフォン(スマホ)の金属ケース加工用の小型工作機械「ロボドリル」がけん引し、売上高が前年度比61・8%増の7298億円、当期純利益が同87・1%増の2076億円と最高益を実現した。世界シェア5割を占める数値制御(NC)装置や産業用ロボットも好調だ。

── 「スマホ特需」の次についてどんな戦略を持っていますか。

稲葉 特に考えていません。というのも、当社は、日本で初めてNC装置を開発して以来60年間、健全で永続性のある企業を目指して製造業の自動化・ロボット化に一貫して取り組んできました。健全性や永続性を確保するためには勝ち続けなければなりません。勝ち続けるためには企業体質を強化する必要があります。


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ワシントンDC

◇暴かれたビンラディンの実像 影響力の低下に悩んだ晩年


及川正也

(毎日新聞北米総局長)


歴史の真実は、薄いセロハンを一枚一枚はぐようにして、少しずつ見えてくるものだ。やっかいな作業だが、真実に迫る過程では多くの意外な事実と遭遇することがある。

 ニューヨークの世界貿易センタービルとワシントン郊外の国防総省などを標的とした前代未聞の航空機テロ攻撃を指揮したウサマ・ビンラディン容疑者。全世界を震撼させた2001年米同時多発テロの首謀者の晩年の実像は、国際テロ組織アルカイダを率い、反米イスラム過激派の頂点に君臨した「権力者」の姿とは、ほど遠かった。


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