2015年

7月

07日

利上げが来る!:実は弱い米国経済 干ばつ 「1200年で最悪」の降水量 2015年7月7日号

 ◇野菜・果実の価格高騰の危機

土方細秩子
(ロサンゼルス在住ジャーナリスト)

 米カリフォルニア州の干ばつが深刻化している。2012年に始まった干ばつは4年目に突入し、各地の湖、貯水池などは軒並み20%台の水位にとどまり、州の水源でもある東部シエラネバダ山脈の残雪量も通常の24%となっている。

 米国立干ばつ防災センターでは、カリフォルニア州のほぼ全土が「農産物などの広範囲にわたる被害、貯水池、河川、井戸の深刻な水位低下による緊急事態の発生」の危険があるレベルに達していると指摘している。隣接するネバダ、ユタ州にも干ばつが広がっている。
 マサチューセッツ州のウッズホール海洋学研究所とミネソタ大学が共同で行った調査によると、カリフォルニア州の干ばつは「過去1200年間で最悪」のレベルで、3年間の降水量がこれほど少なく気温がこれほど高かったのは西暦800年以来だという。

 ◇廃業に追い込まれる農家

 干ばつにより、農作物の価格が上昇し始めている。アーモンドの1ポンド(約450グラム)当たりの卸売価格は12年が2ドル50セント、13年が3ドル20セント、14年が3ドル50セントと急激に上昇している。カリフォルニアの特産物であるナッツ、フルーツ類にも同様の値上げが見られる。
 カリフォルニア州は元々地中海性気候に類似した一年中穏やかな気候で、世界的に有名になったカリフォルニアワインに象徴されるブドウなどの生育に適している。………