2015年

10月

06日

人工知能 自動運転:国内ビッグ4も負けられない ワトソンに対抗、ビッグデータ解析 2015年10月6日号

日立が開発する質問応答AI
日立が開発する質問応答AI(画像はデモ映像)

 

 ◇日立・NEC・富士通・NTTデータ


谷口 健(編集部)


 日立製作所は、米IBMの人工知能(AI)ワトソンに“対抗”できるAIを中央研究所(東京・国分寺市)で開発中だ。ワトソンや、アイフォーンに搭載される「Siri(シリ)」などと同じ「質問応答型AI」の研究を進めている。その特徴は、「事実を聞いて事実を答える」従来の質問応答型AIとは違い、あるテーマの判断根拠や理由を答えてくれることだ。

 例えば、カジノの話題。従来の質問応答型AIは「どの国でカジノが禁止されているか?」という質問に「日本やアイスランド……」と事実を答える。

 一方、日立の技術は、人が「カジノは禁止すべきか?」という質問をすることができ、AIが「カジノはギャンブル中毒をあおる。最近の調査では……」と根拠も提示してくれる。

 根拠を導く際に使うのが数万のニュースだ。「Aの原因はB(因果関係)」や「CにとってDが重要」などさまざまな関係性を解析する。将来は、「各企業が持つ企業内の文書やリポート、白書、仕様書などを基に経営の意思決定に役立てたい」(日立製作所基礎研究センターの柳井孝介主任研究員)。製品化は未定だが、今年中には日立グループ企業のデータで実証をする予定だ。

 NTTデータは、質問応答型のAIを金融機関や保険会社向けの審査サービスに生かそうとしている。クレジットカードや生命保険の入会審査などの際に、入会希望者の信用情報を解析し、審査側の質問に回答したり、審査の可否をより速く的確に判断できるようにする狙いだ。「審査が複雑なケースでも、人工知能が良い判断材料を提供できるようになる」と同社技術開発本部の城塚音也エグゼクティブR&Dスペシャリストは意気込む。


 ◇東大入試ロボ


 AIを最も活用できる分野の一つがビッグデータ解析だ。...

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