2015年

11月

24日

【世界を飛べ MRJ】MRJを支えるスゴイ日本企業(2)住友精密工業

田岡良夫(住友精密工業専務、航空宇宙事業統轄)
田岡良夫(住友精密工業専務、航空宇宙事業統轄)

 インタビュー

 田岡 良夫

(住友精密工業専務、航空宇宙事業統轄)

 

 「MRJとホンダジェットの経験で

  世界からも受注できる体制を作る」


 降着装置システムを手がける住友精密工業(兵庫・尼崎市)は、MRJに装備品を提供する数少ない日本企業だ。


 MRJでは降着装置システムで「ティア1(1次部品メーカー)」に選ばれた。具体的には、着陸時の衝撃を吸収する脚柱、着陸後に機体を停止させるブレーキ、地上走行時に進行方向を制御するステアリング、脚柱を出し入れする脚揚降システムを手がけている。当社は、1990年代から民間機の降着システム受注を目指していたが、ティア1としての参画は、MRJがホンダジェットに続き2例目だ。

 当社が業界で認知されたのが、97年にカナダ・ボンバルディアのリージョナルジェット機「CRJ」の700シリーズと900シリーズの降着システムを受注してからだ。

 当時は民間機で実績がほとんどなかったので、メナスコ(現在の米UTCエアロスペース・システムズ)と共同受注した。「ティア2(2次部品メーカー)」よりティア1に近い「ティア1.5」のような役割だった。

 そして、2000年にホンダから声がかかった。ちょうど、...

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この記事の掲載号

2015年11月24日特大号

 

【特集】世界を飛べMRJ

 第1部 MRJテイクオフ

 MRJ徹底解剖

 MRJはどこを飛ぶ? 徹底シミュレーション!!

 Interview:ANAナブテスコ住友精密

 第2部 日本の空が変わる 

 日本の空港改革 / 空港設備銘柄

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