2015年

11月

24日

【特集:世界を飛べ MRJ】インタビュー 鈴木善久ジャムコ社長  

ジャムコ 鈴木善久・社長 週刊エコノミスト
ジャムコ 鈴木善久・社長

 ◇2015年11月24日特大号


「機内の快適性は我々が決める

 高級シートで1000億円目指す」

 

 ジャムコ(東京・三鷹市)はラバトリー(化粧室)、ギャレー(厨房)の世界大手。MRJを使うエアラインの受注も狙う。(聞き手=谷口健・編集部)


 当社は日本にほとんどない航空事業を専業にする会社だ。1970年にB727とB737向けのギャレーを作り始め、世界のジャンボジェット機の約70%がジャムコ製のギャレーを積んだ。現在も、例えばラバトリーは、B747-8、B767、B777、B777X、B787向けで独占供給している。現在の売上高(2015年3月期が769億円)のうち、ギャレーとラバトリーを主にした内装品事業は全体の約80%を占める。

 ジャムコの強みは、品質(Q)、コスト(C)、納期(D)の「QCD」。納期を守れなかったことは過去ほとんどない。また、円高で苦しかった時代も日本国内で委託先との関係を守ってきたので、そのサプライチェーン(部品供給網)が国内で機能している。

 新規事業も始めている。B787では初めてコックピットの内装を手がけた。精密機器が入る前の状態を作っている。コックピットは、9.11以降、基本的には外部から開けられない強化型になった。それを作れるのは、世界でもボーイングとエアバス、ジャムコの3社だけだ。コックピットの内装は、月産10機から14機になる増産体制に入るB787でも担当する。

 14年4月にはシート事業に本格参入した。ファーストクラスやビジネスクラスの高級シートに注力していく。高級シートは...

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この記事の掲載号

2015年11月24日特大号

 

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