2016年

1月

19日

特集:来るぞ!日本株 日本郵政株 今から挑む初心者向けQ&A 2016年1月19日号

 ◇買い逃した投資家のために

 

深野康彦

(ファイナンシャルリサーチ社長)

 

ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険、その持ち株会社である日本郵政の3社が2015年11月4日に同時上場した。初値からの値上がり率は、最も上昇したかんぽ生命が約87%、最も低いゆうちょ銀行でも約26%(16年1月4日現在)となっている。投資を控えた人、公募に外れた人はじだんだを踏んだことだろう。

 日本郵政グループ3社は18年3月期まで配当性向を50%以上とする方針を示しており、積極的な株主還元を期待した利回り(配当狙い)銘柄という側面が強い。かつて電力株は株価があまり動かず、かつ配当利回りが高いことから「資産株」と称されていた。郵政3社も同じような位置付けになると思われる。

 Q 日本郵政3社株の買い時はいつ?

 A TOPIX(東証株価指数)など株価指数に連動させる投資信託への組み入れが12月に終了したため、16年1月4日以降は株価が下落トレンドに入っている可能性が高い。買い場が近いのではないか。

 下値の目安を利回りからイメージすると、ゆうちょ銀行は利回り3・0%以下になる株価1667円以下、かんぽ生命は同2・0%以下になる2800円、日本郵政は同2・5%以下になる1840円近辺になる(表1)。

 その後は、3月の権利落ち(配当権利確定)後が狙い目だ。権利確定日は3月28日で、翌29日が権利落ち日となる。権利落ち後は株価が低迷するケースが多い。

 5月の本決算発表後にも買い場が到来しそうだ。来期の業績見通しは見栄えのしない内容と予想されるので、失望売りが出る可能性があるからだ。また今後、政府保有株が放出されれば、株式の需給が悪化して株価が下がる可能性はある。

 なお、資産株として中長期で保有する投資家は、複数単元を購入し、株価が上昇したら一部を売却、下落したら当初の株数まで買い戻すという売買を繰り返して、購入単価を引き下げる努力をするようにしたい。

 

 Q 今から買っても値上がりする?

 A  残念ながら日本郵政株は16年以降、………