2016年

9月

27日

【特集:ぶらり日本経済】創業地:シャープは両国、サイゼリヤは有志が保存=編集部

◇企業の創業地

◇シャープは両国、サイゼリヤは有志が保存

 

編集部

 

創業の地。そこは会社を起こした人の志や思いが詰まっている。東京周辺をいくつか訪ね歩いた。

 イタリア料理の外食チェーン、サイゼリヤ(本社・埼玉県吉川市)は、創業店舗が保存されている珍しい例だ。JR総武本線本八幡駅そばの商店街にある青果店の2階。当時学生だった正垣泰彦会長が1967年に開業した。席数36席の小規模な店舗ながら、多いときは1日1000人

が来店する人気店だったという。

 正垣氏の経営理念に共鳴した有志の手により、「サイゼリヤ1号店教育記念館」として1999年の閉店当時のまま残されている。通常は非公開だが、9月初旬の日曜日に訪れると、たまたま一般公開していた。

 店内は窓枠や椅子のシートに緑色を取り入れているあたりに、現在のサイゼリヤの店舗の片鱗が見えた。保存会会長の宇田川正和さんによると、「サイゼリヤの企業理念を学びたいという商店街の人や学生の要望があった時のみ、勉強会の場として提供している」という。

 

◇ドンキは杉並発祥

 

 安売りの量販店ドン・キホーテ(本社・東京都目黒区)の1号店は府中市だが、創業会長兼最高顧問の安田隆夫氏が事業を始めたのは、実は杉並区。JR西荻窪駅から伸びる商店街と青梅街道が交差する地に建つマンションの1階に、雑貨店「泥棒市場」を1978年に開業したのが始まりだ。・・・・・

                                       続きは本誌で