2016年

11月

15日

週刊エコノミスト 2016年11月15日号

特別定価:670円

発売日:2016年11月7日

まる分かり 北方領土&ロシア

 

◇過熱する期待にクギ刺すロシア

◇経済協力は日本の“切り札”

 

日本とロシアの北方領土交渉が世間の耳目を集め出した。仕掛けたのは安倍晋三首相本人かもしれない。

 

1956年の日ソ共同宣言調印から60周年の節目となる今年、安倍首相は地元である山口県の長門市で12月15日、ロシアのプーチン大統領と首脳会談を予定する。安倍首相はプーチン大統領との個人的な信頼関係を武器に、長年の膠着(こうちゃく)状態に突破口を開けたい意向だ。

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◇米・中相手に外交ゲーム展開

◇したたかなドゥテルテ比大統領

 

フィリピンのドゥテルテ大統領が10月25~27日、今年6月の就任以来、初めて来日し、メディアが大きく注目するとともに、日本に住むフィリピン人の熱狂的な歓迎を受けた。ドゥテルテ大統領は、米国への敵意をむき出しにするかのような過激な発言や、強硬手段もいとわない薬物犯罪の取り締まりばかりがクローズアップされるが、フィリピン国内では9割の高い支持率を誇る。ドゥテルテ人気の背景や、過激な言動の裏側にある真意とは何か。続きを読む

◇三菱商事、日産ゴーンの野望に抑止?

◇インドネシアの自動車製販会社を再編

 

三菱商事は10月13日、インドネシアで自動車を生産・販売する子会社を再編する、と発表した。インドネシアの自動車製造・販売の子会社を、乗用車の三菱自動車と、トラックの三菱ふそうトラック・バスとに、事業を分割する。決断の裏には「三菱自動車の筆頭株主となった日産自動車が、三菱商事のインドネシアの優良事業に介入するのを防ぐための布石ではないか」(商社アナリスト)との見方がある。続きを読む

◇永守日本電産会長もあぜん

◇元シャープ副社長の〝別室事件〟

 

シャープ退職者を積極的に採用し、100人超を受け入れた日本電産の永守重信会長兼社長。「300人は採用したい」と言っていた永守会長の考えを改めるきっかけとなると、社内でささやかれるのが、元シャープ副社長から5月に転身した大西徹夫副社長の“別室事件”だ。続きを読む

 

◇生前退位 政府の意向は特別立法

◇違憲、皇室の不安定化招く

 

天皇陛下の生前退位に関する安倍晋三首相の私的諮問機関「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」は、11月7日から専門家へのヒアリングを始める。政府は「現在の陛下に限って可能とする特別立法」でまとめる方針だ。皇室典範改正に踏み込むと、女系天皇や女性宮家の議論を避けられないためだが、それは陛下が願う「安定的な皇位継承」をないがしろにしているとの批判があるうえ、特別立法には違憲の疑いが付きまとう。 続きを読む

大野直竹 大和ハウス工業社長

 

◇「戸建ての心」で顧客と長い付き合いをする

 

 

── 現在の主力事業は何ですか。

大野 もともとは戸建てを中心に出発しましたが、今では、賃貸住宅・商業施設・事業施設の建設・運営をするコア3事業が連結売上高の6割以上を占めるようになりました。しかし、「戸建ての心」は忘れていません。戸建ての特性は、「顧客の夢を我々が預かる」こと。建物の完成後も、何十年も顧客とお付き合いします。この「戸建ての心」を持って、賃貸住宅・商業施設・事業施設を展開しています。

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