◇小米(シャオミ)に続く酷派(クールパッド)と印マイクロマックス
佐藤仁
(情報通信総合研究所副主任研究員)
スマートフォン(スマホ)の2013年通年の総出荷台数は、前年比38・4%増の10億420万台で、年間出荷台数が初めて10億台を超えた(米調査会社IDC調べ)。このグローバル市場で存在感を高めているのが中国とインドだ。14年第2四半期(4~6月)における中国のスマホ出荷台数は1億850万台で、世界市場全体の37%を占めた。一方、インドは1833万台で6・2%だったが、今後の成長余地は大きい。
中国では小米科技(シャオミ)の快進撃が止まらない。第2四半期の中国市場では、前年同期比240%増の約1500万台を出荷し、韓国・サムスン電子を抜いて初の首位となった。一方、サムスンは同15%減の1320万台で、2年半ぶりに首位の座を明け渡した。………