◇女性、高齢者、地方の救世主になるか
谷口健
(編集部)
インターネットを通じて外部の人材を活用する「クラウドソーシング」という仕組みが、日本でも急速に注目され始めている。
2008年創業で業界国内大手のランサーズ(東京・渋谷区)が12月2日、KDDIやインテリジェンスホールディングス、コロプラなど6社から総額10億円を調達。さらに12月12日には、業界国内大手のクラウドワークス(東京・渋谷区)が東京証券取引所のマザーズ市場に新規公開(IPO)し、同業界に大きな動きが出てきた。
14年版の『中小企業白書』によると、国内でクラウドソーシングサイトに登録している働き手(会員数)は、09年の5・9万人から毎年倍増し13年には91・6万人に達している。直近の数字では、国内で2強のランサーズとクラウドワークスだけで、計66万人が登録している。………