◇日本のAIが切り開く
◇90兆円の巨大市場
大堀 達也/谷口 健
(編集部)
人間に代わって知的な労働を行うコンピューターのソフトウエア、「人工知能(AI)」の活用に、日本の産業界が動き始めた。
トヨタ自動車は9月8日、AI研究の“メッカ”である米スタンフォード大、マサチューセッツ工科大(MIT)とAI研究で連携すると発表した。トヨタが動いた背景には、AIがここ数年で飛躍的に進化し、「自動運転やロボット、新素材など、あらゆる分野を進歩させる可能性がある」(伊勢清貴トヨタ専務)からだ。
ピックアップ
経営者:編集長インタビュー

◇小倉雅彦 東鉄工業社長
◇線路工事でナンバーワン
東鉄工業は鉄道工事を主力とする建設会社で、設立は旧国鉄より早い1943年7月。線路工事の実績は国内トップだ。現在は線路、土木、建築、環境の4部門で展開。2015年3月期は売上高1161億円、営業利益92億円で、いずれも過去最高。4月から新中期経営計画(16年3月期~18年3月期)がスタートした。
ワシントンDC

◇生中継中の2人を射殺
◇銃規制の強化は難しい
及川 正也
(毎日新聞北米総局長)
また痛ましい銃犯罪が起きた。8月下旬の早朝、米南部バージニア州モネータのショッピングセンターで、地元テレビ局WDBJの生中継中に女性リポーターのアリソン・パーカーさん(24)と男性カメラマンのアダム・ウォードさん(27)が、元同局員のべスター・フラナガン容疑者(41)に射殺された。容疑者は車で逃走中に銃で自殺。米メディアによると、同局から解雇されたことへの「逆恨み」が動機とみられている。銃撃現場が生中継されたことで全米が騒然とした。