◇前代未聞の官民総力「上場」
◇失敗許されぬ政府の皮算用
酒井雅浩
(編集部)
日本郵政グループ3社が11月4日、同時上場する。日本郵政株は「買い」か──。1兆円を超える巨額の売り出しや日本初の親子同時上場、主幹事証券11社、60社を超す引受証券会社など、異例ずくめの新規株式公開(IPO)を大解剖する。
韓国の限界

◇中国減速、ウォン高、資源安…
桐山友一
(編集部)
世界5位のメーカーとなった韓国・現代自動車グループ。傘下の起亜自動車を含め、昨年の世界販売台数は約800万台にのぼる。しかし今、現代自動車の成長を支えてきた中国市場で、大きな試練に直面している。
ピックアップ
経営者:編集長インタビュー

◇樋口靖 熊谷組社長
◇トンネル工事1100本の実績
1898(明治31)年創業。50年代に関西電力黒部ダム・黒部川第四発電所(通称黒四)建設において、資材輸送の要である関電(大町)トンネルの建設に携わり、小説・映画『黒部の太陽』のモデルとなった。バブル期における過大投資などで経営が悪化し、2000年に4300億円の債権放棄を要請した。その後、業績回復に伴い、14年9月に自己株式(優先株)の消却を完了。15年3月期に08年3月期以来、7年ぶりに復配した。
ワシントンDC

◇ベイナー下院議長の退任が示す共和党の混迷
今村卓(丸紅米国会社ワシントン事務所長)
米国のベイナー下院議長が9月25日、10月末で退任し、下院議員も辞職すると表明した。共和党指導部でさえ同日に退任表明を伝えられて驚いたほどの、意外なベイナー氏の決断だった。