◇世界4極の果てしなき緩和
◇リーマン・ショックの再来も
菊池 真
(ミョウジョウ・アセット・マネジメント代表取締役)
経済の低成長にあえぐ日米欧に、成長の減速に直面する中国を加えた世界4極が、「金融緩和」という隘路に深く入り込み、抜け出せなくなっている。
足元で緩和加速の姿勢を見せたのは欧州だ。ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁は10月22日、「金融緩和の程度を見直す必要がある」と述べ、12月にも量的緩和(QE)の期限延長・規模拡大などの追加緩和に踏み切る可能性を示唆した。
第2特集:知って驚くコーヒー革命

◇コンビニコーヒーが変えた
◇100円の味と業界勢力図
黒崎 亜弓(編集部)
10月1日の「コーヒーの日」を挟んだ3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開かれたスペシャルティコーヒーの展示会は延べ2万5000人の来場者でごった返した。
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〔ひと&こと〕ブラジル大統領の12月来日 燻る2度目の延期観測
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目次 2015年11月10日号
経営者:編集長インタビュー

◇鈴木純 帝人社長
◇高機能繊維・複合材料、ヘルスケア、IT事業が柱
── 事業環境はいかがですか。
鈴木 主力事業のうち、高機能繊維・複合材料事業ではアラミド繊維が堅調です。アラミド繊維はパラ系とメタ系の2種類があり、用途に応じて4種類のブランドを持っています。