週刊エコノミスト 2017年11月7日号

定価:620円

発売日:2017年10月30日

 

危ない世界バブル

 

金融緩和が招いた「債務中毒」

近づく臨界点に打つ手なし

 

 日経平均株価は10月24日、16営業日連続で上昇し、終値では約21年ぶりの高値となる2万1805円17銭を記録した。「国民所得倍増計画」を打ち出していた1961年の池田勇人内閣時代の14営業日連続を超え、戦後最長記録を更新した。衆院選で与党が大勝し、財政政策と日銀の大規模な金融緩和によるアベノミクスの継続を見込んだ海外投資家などの買いが広がったためだ。

 

 東京証券取引所の投資部門別売買動向によると、9月第4週(9月25~29日)から10月第2週(10月10~13日)まで海外投資家の買い越しが3週連続で続いている。国際金融市場に詳しい豊島逸夫・豊島&アソシエイツ代表は続きを読む