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2016年

5月

31日

週刊エコノミスト 2016年5月31日号

定価:620円(税込)

発売日:2016年5月23日

特集:経済は物理でわかる

 

◇ビッグデータが覆す経済の常識

◇実証科学の視点から理論構築へ

 

 コンピューターの発達に伴いビッグデータを分析する「人工知能」が注目を集めている。米グーグル傘下の人工知能囲碁プログラム「アルファ碁」が人間のトップ棋士を破ったことは世界に衝撃を与えた。

 同じことはビジネスでも起きている。日立製作所の人工知能「H」は、ホームセンターの客単価を15%増やした。情報端末により客と従業員の動きをビッグデータとして解析し、店内の要所に従業員がとどまる時間を長くすることで、客が足を止めて買い物する機会を増やした。
 小売業では、従業員の作業や客の流れを「動線」として考えてきた。しかし、専門家も「H」のような手法を見つけることはできなかった。

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ピックアップ

経営者:編集長インタビュー

◇百貨店受難の時代を「ものづくり」で生き残る

 

Interviewer 金山隆一(本誌編集長)

 

 百貨店大手の三越伊勢丹ホールディングスの2016年3月期決算は、売上高1兆2872億円(前年比1・2%増)、経常利益367億円(同6・2%増)で売り上げ・利益ともに微増となった。大西洋社長は「中間層の消費減退が顕著」と危機感をあらわにする。

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ワシントンDC

◇トランプ氏の指名確定で共和党が変貌する可能性

 

今村卓(丸紅米国会社ワシントン事務所長)

 

 米大統領選で不動産王ドナルド・トランプ氏が共和党の指名獲得を確実にしたことで、いよいよ共和党の動揺が始まりそうだ。

 トランプ氏は、予備選・党員集会で過半数の代議員獲得の見通しが立たなかった4月半ばまでは、支持拡大のために共和党主流派に接近する構えを見せていた。

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週刊エコノミスト臨時増刊 2016年5月23日号

定価:1000円(税込み)

発売日:2016年5月11日

鉄道の今を徹底解剖

ニッポン

鉄道の挑戦

 

 インド高速鉄道は日本が受注

世界に広がる鉄道輸出商戦

 

徹底ルポ

 バンコク パープルライン まもなく開業

北海道新幹線開通

 4時間を切れなかったダイヤ

日本の鉄道車両工場見学! 

 日立、川崎重工、日本車両、

 総合車両製作所、近畿車両


福島後の未来をつくる

 ◇第35回 升田純 中央大学法科大学院教授・弁護士

 ◇原発裁判が問う科学と司法の関係

 

   原子力発電所の稼働を差し止める仮処分が裁判所から相次ぎ出され、司法と原発の関係に対する関心が高まっている。

 この1年の間になされた決定を次に挙げよう。

 (1)高浜原発3、4号機の運転差し止めを認めた福井地裁の決定(2015年4月14日)

 (2)その異議審で仮処分を取り消し同原発の再稼働を認めた福井地裁の決定(15年12月24日)

 (3)高浜原発3、4号機の運転差し止めを認めた大津地裁の決定(16年3月9日)

 (4)大飯原発3、4号機の運転差し止めを求める申し立てを却下した福井地裁の決定(15年12月24日)

 (5)川内原発1、2号機の運転差し止めを求める申し立てを却下した鹿児島地裁の決定(15年4月22日)

 (6)その抗告審でさらに申し立てを棄却した福岡高裁宮崎支部の決定(16年4月6日)

 短期間のうちに、それぞれ内容の大きく異なる決定が出されている。

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