スーパー投資家・アレン氏が絶賛!「オモロイがあふれる」NTT西のイノベーション施設の秘密を探る!

2023.07.07

日米を股に掛けるスーパー投資家アレン・マイナー氏が、自身のYouTubeチャンネル「ビジネスワンダーTV」で、大阪・京橋のオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)」を訪れ、「大阪にこんな“オモロイ”場所があった!」と太鼓判を押した。

 QUINTBRIDGEは、NTT西日本が2022年3月に企業・自治体・大学・スタートアップなどと連携して、共創や人材育成の支援、所属の垣根を超えた交流を目的に設置した。JR京橋駅から徒歩10分の同社本社の敷地内にオープンした施設は、大阪大学工学部あった場所にできたとあって、キャンパスのような雰囲気を醸し出している。

 オープン後すぐに施設を訪れたことがあるアレン氏は、NTT西日本イノベーション戦略室・浦狩亜紀さんの案内で、施設を見学。エントランスには、1周年を記念してとった「QUINTBRIDGEとはどんな場所?」というアンケートの答えがテキストマイニングされたタペストリーがあり、アレン氏は「オモロイがあふれている」というコメントに「オープンイノベーション施設として実現したいことが実現できている」と笑顔を見せた。

 新たな出会いのフロアという1階は、100人以上が集える開放感あふれた空間で、メインステージでは、年間380回のイベントが行われている。アレン氏好みのオーガニックコーヒーなどが楽しめるカフェでは、会員同士が交流する「コーヒーミートアップ」というイベントが開かれ、アレン氏も飛び入り参加し、会員との会話を楽しんでいた。アレン氏は2000年にベンチャー企業育成の拠点「サンブリッジ・ベンチャーハビタット」を開くなど、スタートアップ支援に取り組んできた。「その頃からつながるということを一番に狙ってきた。セレンディピティー(偶然の産物)という言葉がまだ浸透していなかったが、オモロイ人とつながることで、オモロイアイデア、オモロイ発見が生まれる」と熱く語った。
 2階は、アイデア創出フロアで、個別の会議室やスタジオ、キッチンなどを備えている。3階は法人会員専用の事業拡大フロアとして、スタートアップ企業がテナントとして入居。これまでに1万人以上の個人会員、670の法人会員が参加しているという。浦狩さんは「NTT西日本の事業開発のために人を集めるのではなく、会員が自主的に行っていることを後押しすることで、結果的に新しい事業が作れる」と会員が増えた理由を明かした。
 アレン氏は「20年前にサンブリッジ・ベンチャーハビタットでやろうとしていたことを、NTT西日本が本気を出して取り組んでいる。ただ自社のワンフロアーを無料で開放するという社会貢献活動ではなく、NTT西日本も運営しながら、一緒に手を組む事業者を見つけるというwin-winの関係になっている」と絶賛した。

大阪・京橋のオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)」
大阪・京橋のオープンイノベーション施設「QUINTBRIDGE(クイントブリッジ)」

 

出演

株式会社サンブリッジグループ会長

アレン・マイナー 氏

サンブリッジ

 https://www.sunbridge.com/

 

NTT西日本イノベーション戦略室 事業開発担当シニアマネージャー

浦狩亜紀 氏

NTT西日本

https://www.ntt-west.co.jp/